牧師室からみなさまへ 2021,9,12
――― 何か、気になる二人の散歩 ―――
毎朝 9 時過ぎた頃、ご年配のご夫婦が教会の前を通ります。ご主人は私が花に水をやっ
ていると、後ろ向きになっている時でもやさしく声をかけてくれます。「おはようございま す。いつもきれいですね」私がいない時も、じっとしばらく立ち止まって見ておられます。 数分後に、奥様が後から来られます。奥様は体が 90 度に近く曲がっており、そんなお体で も必死になって(私にはそう見えます)ご主人の後を追って歩いています。この前の 35 度 を越えた炎天下の日、太陽光線はその背中に注がれていました。やっとご主人に追いつきま した。ところがご主人は、すぐ歩き始めるのです。奥様は休むこともなく又、後に続きます。 距離はすぐに離れ始め、あっという間にまた電信柱半分くらいに開いてしまいました。ご主 人に聞きますと、8 時過ぎに家を出て和地山公園まで行って約 40 分で帰って来るそうです。 ご主人には花を見る余裕はあっても、奥様は背中をじりじり焼かれ地面だけを見ての散歩 です。「朝もう 1 時間早く家を出ればかなり涼しい中、歩けますよ」言ってみたのですが、 何も変わりません。夫婦仲良く散歩、うらやましい限りですが、でもなぜか心痛む光景です。 季節的にもうそろそろ涼しくなる頃ですので、あとわずかです。奥さん頑張って!でも、何 か考えさせられる、朝の光景です。なんとかなりませんかね。
――― 左奈田兄に、ラジカセを ―――
左奈田兄とは、1~2 週間に一回訪問しています。ただ合うたびに少しづつですが言葉が
出なくなって来ています。生活一般のことは守られていますが、誰とも話されない毎日が続 いているみたいです。そこで、示されていることは左奈田兄の好きな音楽を聞かせてあげた らどうかということです。どなたか、使っていない小さいラジカセありましたら提供してい ただけないでしょうか? 私が訪問する時に彼の好きな音楽をダビングした CD を持って 行きます。施設のスタッフの方も協力しますと約束して下さいました。何とか、喜びと、感 動を味わって欲しいなと願っています。ご協力お願いいたします。
――― 朝、静かな時に・・・ ――― 朝、ウォーキングに行くために、起きてテレビで時間を確認します。ところがその音が大
きいのでビックリ! 昨夜はこんなに大きな音でテレビを見ていたんだと思い音量を小さ くしました。半分くらいにして、ちょうどこの朝の静けさに合った音量となりました。わか りました。音は昨日も、今朝も同じなのです。違っていたのは周囲の雑音です。教えられま した。みことばも朝、静かな雑音のない時に聞くべきであると・・。
やはり、朝がみこえを聞く一番良き時なのかも知れませんね。
聖書の言葉「・・それは 朝ごとに新しい。あなたの 真実は偉大です。」 哀歌 3 章 23 節