牧師室より皆様へ

 

 5月に入り5日(火)の子供の日には何と28,8度になりました。春から初夏になりました。しかし、今年のゴ-ルデンウィ-ク、この静けさは一体なんでしよう。皆様はどの様なゴ-ルデンウィ-ク過ごされましたか?

 私は毎日、土作りでした。土と、鉢底石は買わないことにしていますので、咲き終わった花の土をプランタ-から出して、根っこと、カチカチの土、それから鉢底石を分けて、土は腐葉土などを入れます。新しい土の入ったプランタ-にはマツバボタン、日日草を植えました。今年の夏が楽しみです。

        

 教会前で作業をしてますと、思いもかけず楽しいことがあります。それは何人かの道行く人に話しかけられることです。お母さんと散歩していた小さな女の子、つかつかとやって来て「なにやってんの」答えが難しいんです。「土を新しくしているの」「何で」何でって言われたって・・、「お花がきれいに咲くためにね」「どうしてきれいに咲くの・・」どうしてったって、神様に聞いてくれよ・・、横でお母さん、ニコニコ笑っているだけ、私は笑顔ですが心は大分焦っています。「新しい土だとお花もよろこんで、うれしくなって、きれいに咲くんだよ」「フ-ン」わかっているんだか、わかってないのか?たぶんわかっていないと思います、感じとしてわかったつもりなのかも知れませんが。次の質問が恐怖でした。私の運命いかに・・。その時お母さん「おじさん忙しいのよ、行きましょうか」

 でもその時会堂の中を見て、「きれいにお椅子が並んでますね。みんな前を見て礼拝ですね」「バイバイ」笑顔で見送りました。幸せそうな二人でしたが、私はかなり精神的に疲れました。「あっ、トラクト渡したら良かった!」後のまつりでした。また、いつかきれいに咲いている花を見てもらいたいと思いました。

 

 このほかにも、車で通り過ぎてからバックで戻ってきたある御主人、シレネ・スパニッシュ・フラメンコの事で聞いてきました。「家内は聖隷に勤めているんですが、この花のことを知りたがってまして、浜松中の花屋に行ってもないし・・」早速説明して、育て方の説明書を差し上げました。すごく喜ばれて、帰って行かれました。

 

 あるおばあさん、「いつもきれいにされてますね」「いつも見させてもらっています」こういう時の返事に困っています。「見ていただいて、ありがとうございます」という事にしていますが、良い応対の言葉があったら教えてください。

 

 1日に2~3人くらいは話し掛けられます。中には顔はわかっていて親しく話せるのですが、未だに名前、わかりません。いまさら聞くに聞けず、悩んでいます。でもこの園芸伝道なかなか面白く、楽しく充実しています。一人でもいいから礼拝にきてくださる方が与えられればと願っています。

 

 それから、お隣の大山屋さんの御主人に励まされてもみじの芽ばえに挑戦してみました。

6本ほど林で探してきたのですが、全滅みたいです。なかなか難しいですね。ではまた。

 

   2020年5月10日

                   吉井寛昌