• 天の雨の季節が来た
    今年は、五月(さつき)晴れを味わう事もなく、あっという間に、梅雨の季節となりました。「梅雨はうっとうしくていや ですね」人はよく言いますが、先日、何人かの中学生が、この季節の感想を書いて新聞に投稿したものを読みました。その 中の、ひとつです。 ・Aさん:梅雨は、とても嫌でだるい季節、じとじとして蒸し暑い、外では遊べないし、服も乾かなくって・・嫌な事ばか りです。でも、アジサイは色鮮やかに咲くし、生き生きと茂った草花には雨の露がきれいだし、湿った土のにおいもいいし、 良い所もたくさんあります。その後やってくるカラッと晴れた夏も二倍の楽しみになります。・・私は、これから悪いところ ばかりでなく、良いところもたくさん見つけて、気持ちよく過ごしたいと思います。
    ――― 数えてみよう主の恵み ――― Aさんの積極的に前向きに生きようとしている姿に励まされました。今、梅雨のような人生の中におられる方もいるかも
    しれませんが、あの新聖歌172番の様に「数えてみよ主の恵み」と賛美しつつ日々過ごしたいものですね。 ――― 恵みの倉から ―――
    さて今更、言うまでもありませんが、雨は絶対に必要で、なくてはならないものですね。この雨によって大地はうるおい 木々は緑を深め農作物も成長するのです。
    エゼキエル書 34 章 26 節には「わたしは彼らにも、わたしの丘の周りにも祝福を与え、時にかなって雨を降らせる。それ は祝福の雨となる。」と書かれていますが、確かに雨は神様が、私たちを祝福するために恵みの倉から天を開いて与えてくだ さったものなのですね。
    ――― 思いを天に向けよう ――― イエス様は言われました。「父は・・正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです。」神様は誰に対して
    も公平なお方です。ある人が「雨は天と地をつなぐ糸だ」と言いました。じとじとしたこの季節、私たちは雨を見ながら、 その糸の上、天に思いを向け、私たちを祝福なさろうとしている神様を見つめたいですね。
    聖書のことば。「・・あなたがたが渡って行って所有しようとしている地は、山と谷の地であり、天からの雨で潤っている。」 申命記11章11節